任意整理中で和解後にクレジットカードは作れる?作れた事例まで徹底解説

任意整理中で和解クレカは?

弁護士監修ボックス
弁護士監修
佐藤秀樹
佐藤秀樹
弁護士 / 第一東京弁護士会所属
弁護士法人みやびの代表弁護士。クライアントに対するリーガル面でのアドバイザリーサービスを提供。

「任意整理が和解したけど、クレジットカードって作れるのかな…」

「ブラックリストに載っているから審査に通らないんじゃないか」

と心配している方も多いでしょう。

債務整理後のクレジットカード作成は可能ですが、いくつかの条件や注意点があります。

この記事では、任意整理後にクレジットカードの作成を検討している方に向けて、

  • 任意整理中と和解後のクレジットカード作成の可能性
  • 審査に通りやすくなるタイミングと対策
  • おすすめのクレジットカードと申込み方法

上記について、解説しています。

債務整理後の生活再建には、適切な時期にクレジットカードを作ることも重要な一歩となるでしょう。

この記事を参考に、あなたの状況に合った最適な選択をしていただければ幸いです!

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任意整理中や和解後にクレジットカードは作れるのか

任意整理中はクレジットカードの作成が難しい状況です。これは金融機関があなたの信用情報を確認した際に、債務整理中であることが明らかになるためです。

信用情報機関には任意整理の事実が最長5年間記録されるため、この期間中は与信審査に通りにくくなります。

金融機関からすれば、すでに債務の返済に問題が生じた方に新たな信用を供与することはリスクが高いと判断されるでしょう。

しかし和解後の状況によっては、カード作成の可能性が出てきます。

特に和解から一定期間が経過し、返済を継続して信頼を回復している場合は審査に通る可能性が高まります。

以下で詳しく解説していきます。

任意整理中は基本的にクレジットカードを作れない理由

任意整理中は基本的にクレジットカードを作れない理由は、信用情報機関に「債務整理中」という情報が登録されるためです。

任意整理を開始すると、信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)にその事実が約5年間記録されます。

信用情報機関は、個人のローンやクレジットの契約内容、支払い状況などを収集・管理している機関です。

CIC、JICC、全銀協の3つがあり、金融機関は審査時にこれらの情報を参照します。

この情報は「ブラックリスト」とも呼ばれ、金融機関はこれを確認してクレジットカード審査を行います。

「任意整理中なのにクレジットカードを作れるかな…」と期待する方もいるでしょうが、現実的には非常に難しいと言わざるを得ません。

信用情報に債務整理の記録がある場合、金融機関からは「返済能力に問題がある」と判断されやすくなります。

審査基準は各社で異なりますが、多くの大手クレジットカード会社は債務整理中の申込者に対して厳しい姿勢をとっています。

また、任意整理の対象となった債権者(カード会社など)とは、和解後も一定期間(通常3〜5年)は取引ができなくなる点も理解しておく必要があるでしょう。

仮に債務整理中に新たなクレジットカードを作ることができたとしても、それは例外的なケースと考えるべきです。
債務整理の目的は借金問題の解決であり、新たな借入れを増やすことは本来の趣旨に反します。

任意整理中は、現金主義の生活習慣を身につけ、借金に頼らない生活基盤を作ることが重要です!

和解後にクレジットカードを作れる可能性のある条件

任意整理の和解後であれば、クレジットカード作成の可能性は広がります。

和解成立から6ヶ月〜1年程度経過し、返済を継続していれば審査に通る確率が高まるでしょう。

「和解後にようやくクレジットカードが欲しいけど、まだ作れないのかな…」と不安に思っている方も多いはずです。

和解後にクレジットカードを作れる可能性が高まる条件は以下の通りです。

条件 内容
和解後の返済継続 信用情報機関に記録される返済状況が良好であること(最重要
和解からの経過期間 6ヶ月〜1年以上の経過で信用情報が徐々に回復
安定した収入 返済能力の証明として安定した収入源があること
他の借入状況 総量規制の観点から他の借入がない、または少額であること

特に審査基準が比較的緩いとされる流通系カード会社や、利用限度額が低めに設定されたカードから申し込むと成功率が高まる傾向にあります。

メインバンクで普段から取引がある銀行系カードも検討価値があります。銀行との取引実績が評価されることがあるためです。

和解後の信用回復には時間がかかりますが、着実に返済を続けることで、徐々にクレジットカードを持てる可能性は高まっていきます!

任意整理中や和解後にクレジットカードが作れたケース

任意整理中や和解後にクレジットカードが作れたケースは確かに存在します。

実際に、任意整理中や和解後でもクレジットカードを作れた方がいます。

これは債務整理の状況や個人の信用状態によって大きく左右されるためです。

例えば、任意整理後1年以上経過している方や、和解後に返済を滞りなく続けている方の中には、審査の緩いカード会社で作成できたケースがあります。

特に、ショッピング系の提携カードや、デポジット型(保証金型)のクレジットカードから始めて、徐々に信用を回復していった例が見られます。

AI: 任意整理中や和解後にクレジットカードが作れたケースは確かに存在します。

実際に、任意整理中や和解後でもクレジットカードを作れた方がいます。

これは債務整理の状況や個人の信用状態によって大きく左右されるためです。

例えば、任意整理後1年以上経過している方や、和解後に返済を滞りなく続けている方の中には、審査の緩いカード会社で作成できたケースがあります。

特に、ショッピング系の提携カードや、デポジット型(保証金型)のクレジットカードから始めて、徐々に信用を回復していった例が見られます。

作成可能なクレジットカードの種類

任意整理中でも一部のクレジットカードは作成可能です。

特に審査基準の緩いカード会社や、セキュリティ重視の銀行系カードなどが挙げられます。

まず、審査基準が比較的緩いとされる楽天カードやイオンカードは、任意整理中や和解後でも作れたという報告があります。

「審査に通るかどうか不安だったけど、思い切って申し込んでみたら意外にも通りました」という声も少なくありません。

銀行系カードでは、三井住友VISAカードやJCBカードなどが、和解後の状況によっては発行可能なケースがあります。

ただし、ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードは審査が厳しく、任意整理中や和解直後では難しいでしょう。

また、デポジット型(保証金型)のクレジットカードも選択肢の一つです。

これは事前に保証金を預けることで、信用情報に問題があっても発行できるカードタイプです。

デポジット型クレジットカードは、事前に支払う保証金の額がそのまま利用限度額となることが多いです。

信用力に関わらず発行されやすい反面、最初にまとまった資金が必要になります。

任意整理中や和解後にクレジットカードを作れた人の多くは、以下の特徴を持っています。

特徴 詳細
安定した収入 継続的な収入があることを証明できる
滞納なし 任意整理対象外の債務(家賃、公共料金など)の支払いを滞りなく続けている
経過期間 和解後、一定期間(半年〜1年程度)が経過している

クレジットカード会社によって審査基準は異なるため、複数の会社に申し込むのではなく、自分の状況に合った1社を慎重に選ぶことが大切です!

クレジットカードが作れた人の共通点

任意整理中に和解が成立した後、クレジットカードを作れた人には共通する特徴があります。

まず、和解後に一定期間(通常6ヶ月以上)きちんと返済を継続している点が挙げられます。

信用情報機関は返済状況を記録しており、安定した返済履歴は信用回復の第一歩となります。

「返済を始めたのに、まだカードが作れない…」と焦る気持ちもわかりますが、忍耐強く続けることが重要です。

次に、安定した収入を証明できる人が多いという特徴があります。

正社員として勤務している場合や、自営業でも確定申告をきちんと行い、一定の収入を証明できる状態が望ましいでしょう。

さらに、少額与信枠のカードから始めた人が多いことも特徴です。

最初に選ばれるカードの種類 特徴
ショッピング系カード 審査が比較的通りやすいとされる
低限度額カード リスクが低いため発行されやすい傾向
デポジット型カード 保証金を預けることで発行可能

これらから始めて、徐々に信用を回復させていくアプローチが成功例に共通しています。

また、申込書の「借入状況」欄に任意整理の情報を正確に記載している点も重要です。

隠すよりも、現在の返済状況が良好であることをアピールする方が効果的です。

最後に、複数のカードに一度に申し込まず、慎重に1社ずつ申し込んでいる点も共通しています。

短期間に複数の審査申込をすると、信用情報に悪影響を与えてしまいます。

短期間に複数のクレジットカードに申し込むと「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、さらに審査に通りにくくなる可能性があります。
申し込みは1社ずつ、結果を確認してから次の申し込みを検討しましょう。

任意整理後のクレジットカード取得は、地道な信用回復の積み重ねが鍵となるのです。

任意整理中にクレジットカードを使わない方が良い理由

任意整理中はクレジットカードの利用を控えるべきです。

新たな借金を増やすリスクがあるだけでなく、返済計画の遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。

クレジットカードは便利な決済手段ですが、任意整理中の方にとっては「借金の入り口」になりかねません。

任意整理の目的は債務の整理と返済負担の軽減にあるため、新たな借入れは本来の目的に反することになります。

例えば、任意整理中にクレジットカードで高額な買い物をしてしまい、返済が滞ると、和解した債権者との信頼関係が崩れるケースがあります。

また、任意整理の返済計画に支障をきたし、最悪の場合、和解条件の見直しや破産へと発展するリスクもあるのです。

借金が増えるリスクを避けるため

任意整理中にクレジットカードを利用することは、新たな借金を増やすリスクがあるため避けるべきです。

任意整理は借金問題を解決するための手続きであり、その最中に新たなクレジットカードを使うことは本末転倒になります。

「もう少しだけ使おう」という誘惑に駆られるかもしれませんが、そこで踏みとどまることが重要です。

クレジットカードが任意整理中の方にとって危険な理由は以下の通りです。

リスク 内容
使いすぎ 返済能力以上の買い物をしてしまう可能性
金利負担増 分割払いによる金利が発生し、さらなる負担増
リボ払いの罠 月々の支払いは少なく見えるが、長期的には高額な金利を支払うことになる

「今回だけは大丈夫」と思っても、クレジットカードの利用は徐々に習慣化してしまう危険性があるのです。

任意整理の目的は借金問題から脱却することであり、その過程で新たな借金を作ることは避けるべきでしょう。

現金での生活に切り替え、収入の範囲内で生活することが、健全な家計管理への第一歩となります!

支払い遅延のリスクを減らすため

任意整理中の方が支払い遅延を起こすリスクは高く、これがクレジットカード利用を避けるべき重要な理由です。

任意整理中は収入に対して返済額が大きな負担となっているケースが多いでしょう。

そのような状況でクレジットカードを使用すると、毎月の支払いが追加され、資金繰りがさらに厳しくなります。

「今月は少し支払いが遅れても大丈夫だろう…」と考えてしまいがちですが、この考えが危険です。

クレジットカードの支払い遅延は、以下のような深刻な問題を引き起こします。

支払い遅延による問題 内容
遅延損害金の発生 年率14~15%程度の高い遅延損害金が課せられる
信用情報への追加ダメージ 新たな事故情報として記録され、信用回復をさらに遅らせる
和解関係の悪化 既に和解している債権者との関係が悪化する可能性

特に任意整理中は、毎月の返済計画を確実に守ることが最優先事項です。

クレジットカードの利用は、この計画を乱す要因となりかねません。

生活再建のためには、現金主義の家計管理を徹底し、収支を明確に把握することが重要です。

デビットカードやプリペイドカードなら、使いすぎや支払い遅延のリスクなく、キャッシュレス決済の便利さを享受できます。

任意整理の目的は借金問題の解決と健全な家計の再建です。

支払い遅延のリスクを避けることは、その目的達成への重要なステップといえるでしょう!

クレジットカードが作れない場合の代替手段

任意整理中や和解後にクレジットカードを使えない状況では、代替手段を活用することが生活の不便を解消する鍵となります。

デビットカード、プリペイドカード、家族カードなどの選択肢は、クレジット機能がなくても日常生活や特定の支払いに対応できる優れた代替手段です。

これらのカードは信用情報に影響されにくく、現金決済の不便さを解消しながらも、新たな借金リスクを避けられるという大きなメリットがあります。

デビットカードの活用

デビットカードは任意整理中でも作れる便利な選択肢です。

銀行口座と連動し、預金残高内でのみ利用できるため、新たな借金を作るリスクがありません。

デビットカードは、銀行口座があれば基本的に審査なしで発行されます。

利用すると即時に口座から引き落とされるため、使いすぎを防ぎやすいのが特徴です。

「クレジットカードが使えなくて不便…」と感じている方も多いでしょう。

デビットカードなら信用情報に影響されずに作れるため、任意整理中の強い味方となります。

デビットカードの主なメリットは以下の通りです。

メリット 内容
即時決済 口座から即時引き落とし。支払い忘れの心配なし
使いすぎ防止 口座残高以上は使えないため、支出管理がしやすい
国際ブランド対応 VISAやMastercardなど国際ブランド付きが多く、利用範囲が広い
審査ほぼ不要 信用情報に関係なく、口座開設できれば作れる

デビットカードには事前入金が必要なため、計画的な資金管理が求められます。

任意整理中の方にとって、デビットカードは生活の利便性を保ちながら、借金を増やさない賢い選択といえるでしょう!

プリペイドカードの利用

プリペイドカードは任意整理中の方にとって最適な代替手段の一つです。

事前にチャージした金額内でのみ利用できるため、借金を増やすリスクがありません。

プリペイドカードは、コンビニなどで購入できる使い切りタイプや、繰り返しチャージできるタイプがあります。

国際ブランド付きならオンライン決済にも利用できます。

最近ではVisaやMastercardブランドのプリペイドカードが充実しており、クレジットカードと同様にオンラインショッピングや予約サービスでも使えます。

「クレジットカードが使えなくて不便…」と感じている方も、プリペイドカードなら解決できるでしょう。

主なメリットは以下の通りです。

メリット 内容
審査不要 信用情報に関係なく誰でも作成可能
使いすぎ防止 チャージした金額以上は使えないため、計画的な支出管理ができる
国際ブランド対応 多くのカードがVisaやMastercardに対応しており、利用可能店舗が広い

代表的なプリペイドカードには、バニラVisaギフトカードやau PAYプリペイドカード、Kyashなどがあります。

プリペイドカードは任意整理中の生活を支える強い味方となり、健全な金銭管理習慣を身につける助けにもなります。

家族カードの検討

任意整理中に新規のクレジットカードを作ることは難しい状況ですが、家族カードなら検討の余地があります。

家族カードとは、主会員のクレジットカードに追加で発行される家族用のカードです。

任意整理中の方でも、配偶者や親族が健全な信用情報を持っている場合、その方が主会員となって家族カードを発行してもらえる可能性があります。

「自分のカードが使えなくなって困っている…」という状況を家族カードで乗り切れるかもしれません。

家族カードの審査は、主に本会員(主契約者)の信用情報に基づいて行われます。

そのため、任意整理中の家族がいても、本会員の信用情報に問題がなければ発行される可能性があります。

家族カードを検討する際のポイントは以下の通りです。

ポイント 内容
主会員の同意と協力 支払い責任は主会員にあるため、理解と協力が必須
利用限度額の設定 使いすぎを防ぐため、低めの利用限度額を設定することが推奨される
支払い計画の明確化 利用分の支払い方法を家族間で事前に決めておく
専門家への相談 利用が任意整理の趣旨に反しないか、弁護士等に相談すると安心

家族カードの利用は任意整理の債務整理の趣旨から外れる可能性もあるため、事前に弁護士や司法書士に相談することが賢明でしょう。

家族カードは一時的な対応策として有効ですが、任意整理の完済後に自分名義のカードを作ることを長期的な目標としましょう!

任意整理完済後にクレジットカードを作る際の注意点

任意整理を完済した後でも、すぐにクレジットカードを作れるわけではありません。

完済後は信用情報に「異動」として記録が残るため、通常5〜7年程度は審査に影響します。

しかし、完済から一定期間が経過すれば、徐々に審査に通る可能性は高まっていくでしょう。

完済後のクレジットカード作成には、信用情報の回復が最も重要です。

任意整理の情報は信用情報機関に登録され、記録が残る期間は以下の通りです。

信用情報機関 任意整理情報の記録期間
CIC(シー・アイ・シー) 契約期間中および契約終了後5年以内
JICC(日本信用情報機構) 契約継続中および契約終了後5年以内(ただし、情報の種類による)
全銀協(全国銀行個人信用情報センター) 契約期間中および契約終了後5年を超えない期間(官報情報は10年)

上記期間は一般的な目安であり、情報の登録起算日(和解成立日や完済日など)や具体的な契約内容によって異なる場合があります。

正確な情報は自身の信用情報を開示して確認するのが確実です。

この期間が経過するまでは、審査に通りにくい状態が続きます。

例えば、完済から3年経過した方でも、安定した収入があり、他の借入がなく、公共料金の支払いなどを滞りなく行っていれば、審査に通る可能性が高まります。

ただし、カード会社によって審査基準は異なるため、まずは審査が比較的通りやすいとされるカードから申し込むことをお勧めします。

信用情報の確認

任意整理完済後にクレジットカードを作る際には、まず自分の信用情報を確認することが重要です。

信用情報機関に登録されている情報が、カード審査の合否を大きく左右するからです。

信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)では、あなたの借入状況や返済履歴が記録されています。

任意整理をした事実は「異動情報」や「債務整理」といった形で記録されます。

「もう任意整理は終わったのに、まだ記録が残っているの?」と驚く方もいるでしょう。

記録が消えるまでの期間は前述の通りです。

信用情報を確認するには、各機関に開示請求をする方法があります。

オンラインでの開示も可能で、自分の現在の信用状態を正確に把握できます。

信用情報の開示請求は、各信用情報機関のウェブサイトから行えます。

手数料はかかりますが(1,000円程度)、郵送や窓口での手続きも可能です。

信用情報に問題がなければ、クレジットカード審査に通過する可能性が高まります。

ブラックマークが消えていれば、一般的なクレジットカードの申し込みも検討できるでしょう。

事前に信用情報を確認することで、無駄な申し込みによる審査落ちを防ぎ、効率的にクレジットカード作成を進められます!

申し込み時の注意事項

任意整理完済後にクレジットカードを申し込む際は、いくつかの重要な注意点があります。

まず、申込書の記入は正確かつ誠実に行いましょう。

特に「借入状況」の欄では、任意整理の事実を隠さず記載することが重要です。

虚偽の申告は信用情報に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けるべきでしょう。

申し込み時の主な注意点は以下の通りです。

注意点 内容
正確な申告 氏名、住所、勤務先、年収、借入状況などを正確に記入する
任意整理の事実 質問があれば正直に回答する(隠すと虚偽申告になるリスク)
申し込みタイミング 信用情報から事故情報が消えるのを待つか、完済後ある程度の期間(最低半年~1年)を空ける
カード選び 最初は審査が比較的緩やかとされるカードや、利用限度額が低いカードを選ぶ
複数申し込みの回避 短期間に複数のカード会社に申し込まない(1社ずつ申し込む)
任意整理した会社を避ける 任意整理の対象としたカード会社やそのグループ会社は避けるのが無難(社内ブラックの可能性)

「過去に債務整理をしたことがありますか?」という質問には、正直に「はい」と回答しましょう。

「債務整理の種類」では「任意整理」を、「完済状況」では完済済みか返済中かを正確に記入します。

申し込みのタイミングも重要で、任意整理後すぐではなく、ある程度の返済実績を積んでから行うことをお勧めします。

「すぐにクレジットカードが必要なのに…」と焦る気持ちもあるかもしれませんが、焦らず信用回復を優先しましょう。

初めは審査が比較的通りやすいカード会社や、限度額の低いカードから申し込むことも検討してください。

申し込みは一度に複数社へ行わず、間隔を空けて行うことで、審査に通る確率が高まります!

任意整理中のクレジットカードに関するよくある質問

任意整理中や和解後のクレジットカード作成について、多くの方が疑問を抱えています。

債務整理中は信用情報に事故情報が登録されるため、新規カード作成は基本的に難しい状況です。

しかし和解後や完済後は、時間の経過とともに状況が改善する可能性があります。

実務上、任意整理から5年以上経過し、返済を滞りなく続けている方は、審査に通過するケースも見られます。

以下では、任意整理中のクレジットカードに関する具体的な疑問にお答えしていきます。

任意整理中にクレジットカードを作れるか

任意整理中にクレジットカードを作ることは基本的に不可能です。

信用情報機関に「債務整理中」として記録が残るため、審査に通過できないからです。

任意整理を行うと、信用情報に「異動情報」として記録が残ります。

この情報は一般的に5〜7年間保存され、その期間中はほとんどの金融機関でクレジットカードの審査に通ることができません。

「もしかしたら審査が甘いカードなら作れるかも…」と考える方もいるでしょうが、現実的には極めて困難です。

ただし、例外的なケースも存在します。

例外ケース 内容
任意整理対象外のカード すでに持っていて、任意整理の対象としなかったカードは継続利用できる場合がある
一部の審査基準が緩いカード 消費者金融系カードなど、ごく一部で可能性がゼロではない(が、推奨されない)
デポジット型カード 保証金を預けるタイプであれば作成可能な場合がある

任意整理中はクレジットカードを新規に作ることよりも、債務の返済に集中することが重要です。

無理にカードを作ろうとするより、デビットカードやプリペイドカードなどの代替手段を検討した方が賢明でしょう。


任意整理完了後は、信用情報の回復を待ってから申し込むことをお勧めします。

焦らず計画的に返済を続けることが、将来的な信用回復への近道となります。

家族カードの作成は可能か

任意整理中の方で、家族カードを作れるか気になっている方も多いでしょう。

結論から言うと、任意整理中でも家族カードの作成は可能なケースがあります。

任意整理中の本人は信用情報に金融事故情報が登録されていますが、家族の信用情報には影響しないため、家族名義でカードを作り、そのサブカードとして家族カードを発行してもらうことは可能です。

「自分はカードが作れないけど、生活に必要なのに…」と悩んでいる方にとって、家族カードは有効な選択肢となるでしょう。

ただし、いくつか注意点があります。

家族カード利用の注意点 内容
本会員の同意 申し込みには本カード会員(家族)の同意が必須
利用限度額 本カード会員と利用枠を共有することが多い
支払い責任 最終的な支払い責任は本カード会員にある
家族への影響 使いすぎや延滞は本会員の信用にも影響する
債務整理の趣旨 新たな借入を増やすことにならないか慎重に検討する

家族カードを検討する際は、家族に負担をかけないよう、利用目的や金額をしっかり相談することが大切です。

また、任意整理中は借金を増やさないことが原則です。家族カードを持つ場合も、必要最低限の利用にとどめ、計画的な返済を心がけましょう。

家族カードは任意整理中の生活を支える一つの手段ですが、新たな借金トラブルを生まないよう慎重に利用することが重要です。

ETCカードの利用について

任意整理中のETCカードの利用については、既存カードの使用可否と新規作成の可能性を理解しておく必要があります。

任意整理の対象となった債権者が発行したETCカードは、原則として利用停止となります。

「もしかしたら気づかれずに使えるかも…」と考える方もいるかもしれませんが、そのような行為は債権者との信頼関係を損ない、和解交渉に悪影響を及ぼす可能性が高いでしょう。

任意整理中に新規でETCカードを作ることは、基本的に困難です。

ETCカードはクレジットカードの付帯サービスとして発行されるケースが多く、クレジットカード自体が作れない状況では、ETCカードも作れません。

ただし、以下の代替手段があります。

ETC代替手段 特徴 注意点
ETCパーソナルカード クレジット機能なしのETC専用カード。デポジット(保証金)が必要。 発行まで時間がかかり、年会費も必要。最低デポジット額が比較的高額(2万円~)。
家族名義のETCカード 家族が契約者となっているETCカードを借りて利用する。 家族の同意が必要。車両登録などの手続きが必要な場合がある。
現金払い 高速道路の一般レーンで現金で支払う。 料金所での手間がかかる。ETC割引が適用されない。

ETCパーソナルカードは、NEXCO各社などが発行しており、信用情報に関わらず申し込めますが、事前に平均利用月額に応じたデポジット(保証金)を預け入れる必要があります。

任意整理完了後は、信用情報の回復とともに、ETCカードを含むクレジットカードの作成が徐々に可能になっていきます。

高速道路の利用が必要な場合は、当面は現金払いやETCパーソナルカードなどの代替手段を検討することが賢明です。

まとめ:任意整理中でも和解後なら新規カード発行の可能性あり

今回は、任意整理中にクレジットカードの作成を検討している方に向けて、

  • 任意整理中のクレジットカード作成の可能性
  • 和解後のクレジットカード作成条件
  • 信用情報機関への事故情報登録と回復方法

上記について、解説してきました。

任意整理中でも和解後であれば、条件付きでクレジットカードを作成できる可能性があります。

ただし、信用情報機関に事故情報が登録されている期間は審査に通りにくいため、情報の削除(通常5年程度)を待つのが確実です。

現在の状況が厳しくても、コツコツと返済を続け、信用を回復していくことが大切です。

これまでの返済努力は決して無駄ではなく、一歩一歩着実に信用を取り戻していることを忘れないでください。

将来的には信用情報が回復し、再びクレジットカードを持てる日が必ず訪れます。

まずは返済計画を確実に実行し、デビットカードやプリペイドカードを活用しながら、着実に経済的な再建を進めていきましょう!

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